和装に使われる帯の産地とその帯の特徴

和装に使われる帯の日本国内の三大産地として挙げられるのが、福岡県の博多の他には群馬県の桐生と、京都府の西陣になります。博多織の生地でできた博多帯は、福岡県の博多の地域で生産されている帯となっていて、男性の角帯や、女性の単帯として良く知られています。結ぶときや、ほどくときに生じる絹鳴りの音が好きという方が少なくなく博多献上といわれています。群馬県桐生市の地域を中心に桐生織が生産されていて、お召や、風通、錦織、浮経織など様々な織物が生産されています。西陣織は、ある特定の織物や、織り方を意味するものではなく、西陣の地域で作られている高級絹織物のことで、絹糸を先染めにして織られる紋織物になります。他には、米沢織物も良く知られていて、山形県の米沢市で作られている織りの生地の着物になります。

博多帯の幅の長さや締めることができる時期

和装に使われる博多帯は、半幅帯が比較的多く出回っています。一般的な帯の幅は8寸の長さになっているのですが、半幅帯は、2つ折りにして幅を4寸に仕立てています。4寸は、およそ15センチメートルぐらいの長さのことです。長さの方は、およそ3.6メートルぐらいの帯となっていて、浴衣に合わせるのに適した帯となっています。博多帯には幅が半分の小袋帯だけでなく、硬くて厚みのある織物を使い2つ折りにしなかったために、結果的に裏地や、芯がない状態の一重の帯もあります。小袋帯は五つ衣の下に着る単衣の帯ではないのですが、夏の時期にも締めることができます。単衣は裏地がない単衣仕立てにした夏用の長着のことになります。冬の時期に着られる長着は、袷が代表的なものとなっています。

献上品としての博多帯に織られる柄

献上品として扱われる和装の博多帯なのですが、由来となったのは、毎年幕府に黒田藩が献上したためです。独鈷柄が施されているのが特徴なのですが、独鈷とは、不動明王が手にしている仏具のことになります。夏の時期の献上柄は搦み織の一種である紗となっています。紗は、緯糸を1本打ち込む度に、経糸を2本の交差させて織る柄のことになります。他に織られることがある柄として挙げられるのが華皿で、華皿とは、仏様を供養するときに使う花を入れる皿のことを指します。親子縞も織られることがあり、親子縞とは、細い縞を挟む形で太い縞が配置された縞のことで子どもを親が守るという意味合いがあります。孝行縞も織られることがあり、こちらは太い縞を挟むような形で細い縞が配置された縞になっていて、親を子どもが慕うという意味合いがあります。